マークシートは鉛筆以外(シャーペン・ボールペン)でも読み取り可?2bでもOK?なぜhb指定なの?

こんにちは。まあしゃです。

皆さんはマークシートの試験を受けたことがありますか?

マークシートは、資格の試験、センター試験や模試など、

様々な場面で採用されている回答形式の一つですね。

引用元:http://www.sekonic.co.jp/product/omr/faq/faq.html

それら試験を受けたことがある方ならわかると思いますが、

塗るのになかなかコツが要るものです。

薄すぎてもいけないし、力を入れすぎて枠からはみ出してもいけない。

おまけに消しゴムで消す際には、色が残らないように綺麗に消さなければいけません。

ただでさえ試験で緊張して焦っているのに、

慣れないマークシートで余計に焦ってしまうものです

(マークする番号がずれていた日にはもう大変!)。

そこで今日は、受験生が気になる話題について。

  • マークシートは鉛筆でなければ読み取れないのか?
  • 鉛筆の芯の濃さは結局何が最適なのか?他の濃さではだめなのか?
  • シャープペンシルやボールペンではだめなのか?

などなど気になる疑問について考えていきたいと思います。

試験当日に焦らなくて済むよう、こちらの記事を参考にして

準備万端で試験に臨めるようにしていただければと思います!



鉛筆とシャーペンの芯、成分は同じ?

実は、鉛筆とシャープペンシルの芯の成分は異なります。

鉛筆の芯を細くして、シャープペンシルに合う形にしたものではないのです。

鉛筆の成分:黒鉛と粘土

粘土の量が多いほど固くなります。

シャープペンシルの芯の成分:黒鉛とプラスチックなど

プラスチックの量が多いほど固くなります。

※「など」と記載したのは、下記の理由から添加物が入っているためです。

ちなみに黒鉛は「鉛」という文字が入っていますが、鉛ではありません。

元素で言うと炭素にあたります。

読取機ってどんな仕組みなの?

IMG_20210804_221449

引用元:http://www.u-link.co.jp/tally04.html

まず大枠として読取機には以下の2種類があります。

  1. 黒い色を(画像として)認識するタイプ
  2. 光をあててその反射を認識するタイプ

黒色を認識するタイプであれば、とにかく黒く塗ってあればOKです。

ボールペンだろうが鉛筆だろうが、黒く塗ってありさえすれば読み取ってくれます。

しかし、光をあててその反射を認識するタイプでは話が違ってきます。

(模試などの試験の採点に使われているのはこのタイプが主なようです)

先述した通り、シャープペンシルの芯には黒鉛以外のものが添加されています。

それは、鉛筆よりも芯が細くて折れやすいため、入れざるを得ないものなのです。

そしてその添加物は、光をよく反射するという特徴があります。

光をあててその反射を認識する際、シャープペンシルで書いたものは強く光を反射します。

よって、誤読が生じる可能性が高いのです。どの濃さのシャープペンシルを使っても、です。



シャープペンシルの芯や鉛筆の濃さ…種類は?順番は?Fの意味は?

硬さと濃さは以下の通り。

10H・9H・8H・7H・6H・5H・4H・3H・2H・H・F・HB・B・2B・3B・4B・5B・6B・7B・8B・9B・10B

硬い・薄い←→柔らかい・濃い

10B、9B、8B、7B、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H、10H 注)上記見本は、実際に筆記したものとは濃度が若干異なります。

引用元:http://www.mpuni.co.jp/museum/qa/mistery06.html

H=HARD(ハード)、B=BLACK(ブラック)という意味です。

Hの数字が大きいほど薄く硬い芯、

Bの数字が大きいほど濃く柔らかい芯であることを表しています。

ちなみにF=FIRM(ファーム)はしっかりしたという意味で、

HとBの中間であることを意味しています。

鉛筆はデッサンなどで使用しますが、シャープペンの芯だと需要があまりないため

芯が柔らかすぎるものも硬すぎるものも販売されていないと思います。

種類がありすぎて、売り場(置き場)に困ってしまいますしね。

通常私たちは、自分の書きやすいと感じる、好みの硬さ・濃さのものを

使用していますよね。私はBあたりが好きです。

あまり薄くて硬い芯だと消しゴムで消しづらく、

消した跡が残りやすいので好きではありません。

しかし、よく試験問題の表紙などでは

「HBの鉛筆で塗りつぶすこと」と指定されていることがあると思います。

「これだけの為に買うのもったいないなぁ、今回しか使わないのに…」

と思われる方がほとんどではないでしょうか。

しかしながら、これにもちゃんと意味があるのです。

  • まず先述の通り、シャープペンシルの添加物は誤読を招く可能性が高いこと。
  • 次に、Bより濃いものでは手の汗で滲んだり、消した後が残ったりしてしまうことがあり、これも誤読を招く可能性が高いこと。
  • ボールペンは、そもそも黒い色を認識するタイプの読取機以外では読み取られないこと。

これらの理由から、「誤読しないためにはHBの鉛筆がベストですよ」ということなのです。

マークシート、ベストな塗り方は?

引用元:

https://twitter.com

/i_kaseki/status/556057498306625536?ref_src=twsrc%5Etfw

多少はみ出してもいいので、ある程度隙間のないように濃く塗りましょう。

時間をかける必要はありません。

マークすべき範囲を大体黒くすることができれば読み取れるようです。

数問ためてから(もちろん時間は見ておいて下さいね)、

一気に転記するのが無駄な時間が少なくて済むと思います。

当然、問題番号がずれないように注意して下さいね。

消す時は、綺麗に跡が残らないように消すことも意外と大事です。

それ用の消しゴム(詳細次章)も販売されていますが、普通のものでも、

汚れていない新品を持っておくと安心ですね。



マークシート用の消しゴムたち

マークシート用の消しゴムなるものが販売されています。

軽い力で濃い鉛筆の筆跡も綺麗に消すことができる代物ですので、

ここぞという試験の前は1つ用意しておくと安心です♪

●<サクラクレパス>ラビット フォームイレーザーダブル マークシート用

あまぞん

IMG_20210804_221758

引用元:https://www.yodobashi.com


●<ぺんてる>マークシート 消しゴム

あまぞん

無題

引用元:http://www.pentel.co.jp

マークシート用のシャープペンシルは、何が違うの?

近頃はマークシート用(向き)のシャープペンシルも発売されています。

太い芯で、すばやく均等に塗りつぶせるようになっています。

替芯ももちろんリーズナブルな価格で販売されていますよ。

むしろ芯は必ずマークシート用を使用するようにしてくださいね。

●<ぺんてる>マークシートシャープ 1.3mm

あまぞん

無題

引用元:http://www.pentel.co.jp/products/automaticpencils/marksheet/

▼<ぺんてる>マークシート 替芯

あまぞん

無題

引用元:http://www.pentel.co.jp

成分に関しても、ぺんてるなどマークシート用に作られている製品に関しては

もちろん読取機で誤読が生じないようになっています。

添加物を加えなくても強度を保てるように工夫されているのです。

いまいち鉛筆は使い慣れないなぁ…という方は、そちらを活用してみるのもおすすめですよ。

鉛筆と違って、削る手間がいらないのも嬉しいポイントです。

何本も鉛筆を持って行くなら良いですが、試験中は削っている暇はないですからね(笑)



マークシート用セットはどんなものがあるの?

シャープペンシルや消しゴム単独ではなく、

セットになっているものも各メーカーから発売されています。

どんなものがあるのか見てみましょう。

●<コクヨ>マークシート 最適セット

あまぞん

引用元:https://www.amazon.co.jp


●<三菱鉛筆>マークシートセット

あまぞん

引用元:https://www.amazon.co.jp


●<トンボ鉛筆>マークシート用鉛筆セット

あまぞん

引用元:https://www.amazon.co.jp


●<ぺんてる>マークシートセット

あまぞん

引用元:https://www.amazon.co.jp

セットでも鉛筆のものとシャープペンシルのものがあるので、

好みで選んでみて下さいね。

いかがでしたでしょうか。

センター試験を受けたのなんてかなり昔なので、懐かしい気持ちで書かせていただきました。

これからの方は、今できることをしっかり着実に!1秒1秒は宝です。

準備を整えて臨んで、本番でも落ち着いて踏ん張って下さいね。

では、今日はこの辺で。

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コメント

  1. アバター 匿名 より:

    参考になりました。どうもありがとうございます^^

  2. アバター 匿名 より:

    参考になります!
    ちょっと変な質問かもしれないんですが、

    「成分に関しても、ぺんてるなどマークシート用に作られている製品に関しては読取機で誤読が生じないようになっている。
    添加物を加えなくても強度を保てるように工夫されている。」

    このことをどこで(どのように)知ったのかが気になります
    良ければぜひ教えてほしいです!

    • アバター まあしゃ より:

      匿名さま
      コメントありがとうございます!
      ネットで公式ホームページなどを拝見して知ったと記憶しています。
      記憶違いだったらすみません(>_<)