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こんにちは。まあしゃです。
あなたは、シャープペンシルの芯にこだわりはありますか?
0.3mmを好んで使う人。筆圧が強い人。筆圧が弱い人。濃い文字が好きな人。
色々と好みが分かれるものですよね。
それぞれにこだわった芯の選び方をしてみると楽しいですし、
更に快適度がアップするかと思います。
また、同じ太さ・濃さでもメーカーや製品によって
質感や書き心地が異なったりするものですので、
これを機に色々なものを試してみるのも楽しいかもしれませんね。
ということで今回は、シャープペンシルの芯にフォーカスします。
おすすめのシャープペンシルの芯はもちろん、
なかなか手に入れづらい太さ・濃さの芯の入手方法まで幅広く触れていきたいと思います。
参考になれば幸いです。
順番=〇硬さ(×濃さ)だった!「f」の表記って何?
よく目にするHBとかBとか2Bなどの表記…これは実は芯の「濃さ」ではありません。
「硬さ」を表すものなのです。
数字が大きくなればなるほど芯が柔らかい=軽い力で文字を書くことができる
(文字が濃くなりやすい)ことを表し、
数字が小さくなればなるほど芯が硬い=力を込めないと文字を書くことができない
(文字が薄くなりやすい)ことを表しています。
その硬さ・濃さの順番と種類については、
過去記事「マークシートは鉛筆以外(シャーペン・ボールペン)でも読み取り可?2bでもOK?なぜhb指定なの?」にも記載していますが、以下の通りです。
H=HARD(ハード)は文字通り「硬い」を意味し、
B=BLACK(ブラック)も文字通り黒を意味します。
F=FIRM(ファーム)はその両方の中間くらいと覚えておくと良いでしょう。
※ちなみに記事の内容がわかりづらくなってしまってはいけないので、
厳密に言えば「硬さ」ですがこの記事では「濃さ」と表記させて頂くことにします。
シャーペンの芯、一般的な太さは?
一般的によく販売されているシャープペンシルを見るとわかりますが、
日本では0.5mmのシャープペンシル・芯が一般的なようです。
ただし最近は0.3mmや0.7mmなど0.5mm以外のものも充実してきているので、
あながち0.5mmだけが蔓延っているというわけでもなさそうですね。
自分の好みで選択できる幅が増えてきている印象でしょうか。
仕事で使用したり、テストで使用したりする際は
一般的な芯の太さ(0.3mm/0.5mmあたり)が良いのでは?と思われるかもしれませんが
結局は厳格な決まりなどはないですので、自分が使いやすいものや
用途に応じて綺麗に書けるなと感じるものを使うのが一番かと思います。
0.3や0.4の太さってどんなもん?おすすめの濃さ(硬さ)は?
0.3mmや0.4mmは、太い芯と比較するととても文字が細くなるイメージですよね。
実際にHBの芯で書いてみた太さは以下の通り。(左上)
引用元:https://www.jetpens.com/Zebra-DelGuard-Lead-0.3-mm-HB/pd/16846
0.3mmや0.4mmは、細い罫線やマス目の紙でも見やすく文字を書くことができますね。
この画像ではカタカナと数字だけなので、2.0mmでも綺麗に書けていますが
画数の多い漢字などを書く場合は、おそらく0.9mm以上の太さでは
文字が潰れて見づらくなってしまうと思われます。
ですがもちろん、芯が細いということはそれだけ折れやすくなるということでもあります。
そこで、細い文字を書きたいけれどなるべく折れづらくしたい!という場合は、
HBよりも薄い(硬い)ものを選ぶと良いでしょう。
また、筆圧が強いという自覚がある場合は、そもそも0.3mmを選択しないほうが得策です。
もしくは、この記事の下部に載せましたが、
0.3mmでも元から折れづらい構造のシャープペンシルを選択すると良いと思います。
私も実際に「オレンズ」や「デルガード」などの
”芯が折れないシャープペンシル”を使ってみていますが、
共に芯が折れるのを気にせずに筆記することができるので、かなりストレスフリーですよ。
▼オレンズ/ぺんてる
引用元:http://item.rakuten.co.jp/bungle/xpp503/
▼デルガード/ゼブラ
引用元:http://item.rakuten.co.jp/bungle/p-mas85/
いよいよ!折れないおすすめのシャー芯を検証!気になる値段は?
では早速、折れないシャープペンシルの芯を検証していきたいと思います。
それぞれの特徴について今回は0.5mmのHBを基準に記載していますので、
好みや用途によって選択してみて下さい。
▼Hi-Uni/三菱鉛筆
引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0035J1YWG
なめらかな書き心地で紙にひっかからず、キュッと軋む感じがありません。
それでいて筆圧が高くても折れないので安心して使うことができます。
おそらく芯を構成している粒子が細かいのか、しっかりと紙面に色が乗ってくれるので
紙質を選ばずに濃く文字が筆記できます。
また消しゴムで簡単に綺麗に文字が消えてくれます。
さすが40本入り300円+税と、一流品というだけあります。
▼ナノダイヤ/三菱鉛筆
引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B002H9W9LK
こちらは40本入り200円+税と、Hi-Uniよりは安めなだけあってランクも質も劣るので
Hi-Uniを知ってしまうと折れにくさ・発色・滑らかさは100点満点とは言えません。
特に書き出しが硬く一瞬の引っかかりがありますし、
紙質次第ではスムーズにペンを走らせることができない場合も。
ただ総合的にみてまずまずの使い心地なので、普段使いには良いと思います。
▼グラファイト/パイロット
引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0060RWB22
こちらも40本入り200円+税と普段使いできそうな価格設定。
カラフルで可愛いケースが印象的です。
値段にしてはなめらかで発色も良く、折れにくい仕上がりになっています。
ただし、安い紙に筆記するとキュッキュと摩擦が生じやすかったり、
文字が消しづらかったりするようです。
▼ハイポリマーアイン/ぺんてる
引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000IGW356
40本入り318円+税と安くはない値段設定なだけあって、
折れづらいのはもちろんのこと、なめらかで濃い発色を実現しています。
通常のアインシュタインは折れやすい・摩擦強め・消しにくい…
とあまり良いところがない気がするので、価格は上がりますが
ストレスを減らしたいのであれば断然こちらがおすすめです。
0.7mm・0.9mmの[4b][3b][2b][赤]はどこに売っている?
まず0.7mmも0.9mmも、2bまでは文房具店で扱っているところが多いようです。
ところが3bや4b、カラーの芯になると、
太いものは特に殆ど見かけることがありませんよね。
その理由としては、そもそも3bや4bの芯は技術的に作るのがとても難しいらしく、
日本のメーカーではどこも製造していないのだそうです。
カラー芯などに関してどうしても文房具屋さんを経由して購入したい場合は、
お店に頼んで海外から取り寄せてもらうという方法があります。
もしくは近所に大型店がある場合は、事前に問い合わせてみるのも一つですね。
ちなみに、東京に限られた話になってしまい申し訳ないのですが、
老舗大型店の銀座伊東屋さんに問い合わせてみたところ…
0.7mmの3b・4b:取り扱いなし
0.9mmの3b・4b:取り扱いなし
0.35mm:rotringのものであれば取り扱いあり
0.7mmのカラー芯:カラーイーノという製品の取り扱いあり
0.5mmのカラー芯:ぺんてるの赤・青のみ取り扱いあり
とのことでした(2016/12/10現在)。
そして最後の砦…これは現代ならではの方法ですが、すぐにでも入手したい場合は
ネットで購入するのが一番手っ取り早いです。
Amazonや楽天はもちろんのこと、文具専門サイトでも購入することが可能です。
0.35mmの芯はどこに売っている?
海外で言うところの0.35mm(表記)は、日本の0.3mmとほぼ同じですので
0.3mmの芯を使用しても問題ないことが殆どです。
どうしても0.35mmと表記されているものを使用したい場合は、
海外メーカーの製品を、上述したような方法で購入するほかないと思われます。
引用元:https://www.amazon.co.jp
いかがでしたでしょうか。
何事もそうですがやはり、値段と使いやすさは比例するのだなと印象を持ちました。
Hi-Uniなどはもうあまり文房具店などで見かけなくなったので、
ネットで購入してしまうのが手っ取り早いかもしれません。
製品によっては安くまとめ買いできることもあるので、その方がおすすめです。
では、今日はこの辺で。
コメント
https://www.mpuni.co.jp/customer/pencil/qa_05.html
H、B、Fの意味 えんぴつなんでもQ&Aより転載
鉛筆に付いているH、B、Fといった記号は、芯の濃さと硬さを表すものです。
HはHARD(ハード:かたい)、BはBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほど薄く硬い芯を示し、反対にBの数字が多いほど濃く柔らかい芯を示します。FはFIRM(ファーム:しっかりした)という意味で、HとHBの中間の濃さと硬さを持った芯のことです。
HとHBの中間の濃さと硬さ
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海外で言うところの0.35mm(表記)は、日本の0.3mmとほぼ同じですので
0.3mmの芯を使用しても問題ないことが殆どです。
海外で言うところの0.35mm(表記)は、日本の0.3mmと同じものです
シャープ芯 JIS
https://kikakurui.com/s/S6005-2013-01.html
表 1−種類
注a) 呼び直径 0.35 及び 1 のしんについて,シャープペンシル用しんケースに表示するとき,又はシャープペンシルに適用するしんをシャープペンシル本体等に表示するときの表示直径は,それぞれ 0.3 及び 0.9 とする。
日本では0.3mmと表示されている芯が国際規格では0.35mmと表示することになっています。
>何事もそうですがやはり、値段と使いやすさは比例するのだなと印象を持ちました。
現在はそうでもないです。
0.7mmは折れずらいので大変良いと思います。0.9㎜で太すぎても0.7mmなら0.5㎜の代用になります。是非、メーカー殿にはなめらかな4B芯をつくっていただきたいと思います。
匿名で失礼さま
コメントありがとうございます。
0.9mmだとたしかに、ノート(罫線)によっては書きづらいですね。0.7mmは太すぎずでいいですね(^^)